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Q & Areal estate

○ 優秀な患者側弁護士を見分けるには、どうしたらよいですか。
医療分野を中心的に取り扱い、医療についての専門的知見と医療裁判例の知識をもち、医療事件の経験が豊富でかつ処理能力が優れている患者側弁護士を見分けるには、次のポイントが大事だと思います。

1 医療訴訟事件を実際に数多く担当していること
医療事件の多くは示談交渉で解決しますが、弁護士がスキルを上達させるには訴訟の経験が重要です。その意味で、医療訴訟事件を実際に数多く担当していることが「優秀さ」の指標になると思います。相談件数より訴訟件数が重要と思います。
とくに、同じ診療科、同じ疾患についての経験が多い弁護士のほうが、より専門性が高く、有利に進められると思います。

2 医療事件に関する著作が多いこと
医療分野の弁護士は、経験を積めば、後進の指導にもあたることにもなり、医療事件に関する著作を書くことになります。医療事件に関する著作が多いことも一つの指標になるでしょう。

3 文献、協力医
日々研鑽に励んでいる弁護士は、医中誌webと契約し、事務所に医学文献を多数揃えて、公正な協力医の意見を聞いています。

4 弁護士間の評価
或る程度経験を積んだ業界内の事情に詳しい弁護士に、患者側の優秀な弁護士は誰かと聞くと、具体的に誰々と推薦してもらえることがあります。

5 診療記録から重要な点を把握
実際に弁護士に相談してみると、弁護士の能力が分かります。優秀な弁護士は、診療記録から重要な点を把握し、的確な質問をします。

6 出身法律事務所
法律事務所の規模と弁護士の優秀さは関連しませんが(個人事務所でも、他の事務所の弁護士と共同で受任することが多いです)、その弁護士がどのような法律事務所の出身であるかは、その弁護士の資質を知る上で参考になります。

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